クリニックと病院と言いますと、見た目でも大きく異なります。病床数などによって病院と名乗れるかどうかがあり、入院施設が整っていれば病院とされます。また、クリニックはかかりつけ医として利用する医療機関です。ちょっとした体調不良などがあればこちらを利用し、こちらで対応できない場合には大きな病院を受診することになります。大きな病院と言いますといくつか種類があります。大学の名前がついている所、公立、私立などもあります。
違いとしては、まず運営母体が異なります。大学病院の場合は、まさに大学が運営しています。国立大学、県立大学、私立大学などがあります。さらに私立大学もあります。それぞれの大学には医学部があり、医学生の研修の場として使われることもあります。医師の中には、病院で医師として担当しながら、大学で教授として教鞭を取る人もいます。大学ですから、新しい研究も行っています。他の病院では行っていない先進医療などを行うところもあります。
一般病院は大学以外が運営する病院です。こちらも国公立と私立があります。大学との関係が全くないわけではないですが、学生や教授などはありません。それぞれの病院の設立目的に応じて運営され、国公立病院だとその地域の医療を行うのが主な目的になっています。私立の場合は、特定の地域だけでなく、全国展開しているところであったり、福祉機関などと連携しているところもあります。資金力があるところは、先端医療などが受けられます。