厚生労働省は毎月、全国の病院・診療所の増減を公表しています。2016年3月末の医療施設総数は、全国で17万施設を超えています。一般病院の中で、療養病床を持つ病院は3837施設です。また診療所では、有床診は7766施設で、過去1年間で450以上の施設の減少です。このペースが続くと、2017年10月には有床診療所数が7000施設を切ることになります。2016年度の診療報酬改定における、在宅復帰機能強化加算の新設や、在宅復帰機能強化加算を届け出ている病院を7対1病院などからの在宅復帰先に追加、夜間看護配置加算の評価充実といった有床診の経営支援内容が、どれだけの効果を出しているのか、最新のデータが気になるところです。
医療機関を利用するとき、近所のクリニックに行くときと大きな病院に行くときがあります。近くに症状に合った医療機関があればそちらに行くこともできますが、無い場合は大きな病院に行くしかないかもしれません。大きな病院であれば大抵の診療科があるからです。でも、費用のことを考えるとあまり得策ではありません。近所でなくても、何とか診察してくれるクリニックを探した方がいいでしょう。そして、そこから紹介状を書いてもらうようにします。
地域には色々なお店や施設がありますがここ数年で一気に増えたお店や施設というと薬を扱っているドラッグストアや薬局で、高齢化社会になったことでドラッグストアや薬局というのは一般病院と同じくらい頼らなくてはならないお店になっています。ドラッグストアというのはコンビ二やスーパーのようなお店にもなっていて、薬局であれば処方せん薬局というのがコンビ二やスーパー並みにお店が増加している時代でもあります。そんな一般病院のすぐそばにある処方せん薬局というのは医薬品の知識を持っている薬剤師がいますので、病院で処方してもらった医薬品をもらうことができるようになっています。